大事な神経を残し
歯の寿命を延ばします
- 歯の細菌を殺菌する「ドッグベストセメント」
- 何十倍もの視野を拡大「マイクロスコープ」
歯が痛くて病院に行ったとき「歯の神経を抜きましょう」と言われたことはないでしょうか?痛みが消えるのなら、取ってもいいかなと考えた方、まずは歯の健康を保つために神経は重要な役割を果たしていることを知っていただきたいと思います。
歯の神経は歯髄といい、歯の内部に位置します。歯髄には歯に栄養を送る、細菌などが入り込んだ異常事態を知らせるなど、さまざまな役割があります。その神経を取ってしまうと歯はどうなるのでしょうか。栄養が送られない歯は枯れ木のように脆くなり割れやすくなる、歯の色が黒っぽくなる、痛みを感じなくなるため歯のトラブルに気づきにくくなるなどのデメリットが出てきます。そして不健康になった歯は寿命も短くなってしまいます。
このようなことから、歯の神経を残す治療が見直されています。以下では当院で行っている、神経を残す治療を紹介します。
「ドッグベストセメント」は、アメリカで開発された薬剤で、殺菌作用の高い金属イオンと歯の再生を促すミネラルが配合されています。この薬剤を虫歯部分に塗ると細菌が除菌され、その効果は永続的に続きます。
そのため必要以上に歯を削ったり、神経を取る必要がなくなるのです。またミネラル成分は歯の再生を促す効果もあります。
身体に負担のかからない新しい治療法ですが、現在は保険適用外の治療になるので費用は全額負担になります。
神経の治療にも歯科用の顕微鏡「マイクロスコープ」が活躍します。神経が集まっている歯髄は歯の内部にあり、非常に複雑な構造をしているので、肉眼のみでの治療が難しいからです。マイクロスコープの活用により視野を拡大することで、精密で適切な治療が可能になります。
マイクロスコープなどの精密機器を活用して、まずは患者さんの現在のお口の状態を確認します。神経が残せるのかさまざまな角度から分析し、治療方法を策定していきます。
診断内容を基に、治療法をご提案させていただきます。その際、なぜ、この治療が最適だと考えられるのか、診断結果を基に丁寧にお話します。
患者さんが納得できない治療は行いませんので、気になることがあればどんな些細なことでも、気軽に質問してください。
尚、診断の結果、ケースによっては抜歯が必要になることもありますので、あらかじめご了承ください。
再発リスクを低減するために、治療後のケア等についてもしっかりご説明します。日頃のケアについては、患者さんの協力が鍵になりますので、一緒に大切な歯守る、という意識を共有していきましょう。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。