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子どもの歯並びは「悪くなる前」に治療する
これが「常識」です
- お口周りの筋肉にアプローチする「プレオルソ」
- 顎を広げて歯をきれいに生えやすくする「床矯正」
- 日常生活に支障が出にくい「マルチファミリー」
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「歯が斜めに生えている」「デコボコした歯並びになっている」など、近頃では、子どもの歯並びを気にして矯正治療を受けようか考えている保護者の方も増えています。矯正治療を行う歯科医院も増えてきているので、以前よりも気軽に治療を受けることが可能です。
ところで、なぜ子どもの歯並びは悪くなってしまうのでしょうか。子どもの歯並びが悪くなる原因は、主に2つあります。
1つは、顎が小さいことです。昔と比べてやわらかいものを食べることが多くなったため、噛む回数が激減して顎が発達しにくくなっています。
2つ目の理由は、歯が大きく育ちやすいことです。最近の子どもは、栄養状態が良いため歯が大きく成長しやすいと言われています。大きな歯が小さな顎に無理やり生えてくるため、歯がきれいに並びきれず歯並びが悪くなってしまうのです。歯の大きさを変えることは難しいので、子どもの矯正では顎を広げて歯がきれいに生えやすい環境を作ります。
プレオルソはシリコン製のマウスピース型矯正装置です。お口に装着していただき、口周りの筋肉のバランスを整えます。
実はあまり知られていないのですが、歯並びは、舌や頬、唇など、お口周りの筋肉のバランスが良いと、歯並びはよくなります。そのため、プレオルソでお口周りの筋肉を鍛え、歯が綺麗に並ぶよう促します。
シリコン製のため、固定式の装置と比べて、痛みや違和感がなく、自分で取り外しができるため、食事や歯磨きもいつも通り行えます。
さらに装着時間が就寝時と日中の1時間で良いので、学校生活等への影響もほとんどなく、ストレスなく治療を行えます。
子どもの矯正治療でよく行われるのが、「床矯正(しょうきょうせい)」です。ワイヤー矯正のように歯を動かして歯並びを整えるのではなく、顎を広げることで歯がきれいに生えやすい環境を作ります。骨がまだやわらかく動きやすい4歳から12歳くらいの子どもが対象です。
床矯正では、内側から外側にかけて顎を広げていく装置を装着します。装置には、ネジがついており、ネジを回転させることで少しずつ顎を広げていきます。食事や歯磨きのときは装置を外せることが特徴です。
〈床矯正のメリット〉
・歯の抜かない矯正を行える可能性が高い
・取り外しができるので食事や歯磨きがしやすい
・ワイヤー矯正よりも装置が目立ちにくい
・大人が行っている高額な矯正をしなくて済む可能性がある
〈床矯正のデメリット〉
・装置の異物感が気になることがある
・装置を装着していると発音がしにくくなる
・細かく歯並びを整えることができない
矯正装置を1日中つけていることに抵抗を示す子どもは少なくありません。そこで当院では、主に寝ている間に使用する「マルチファミリー」を使用した矯正治療を行っています。
マルチファミリーとは、マウスピース型の矯正器具で装着することで口の筋肉の働きを改善しつつ歯がきれいに並ぶように誘導する矯正装置です。就寝時と日中1時間装着することで、歯並びを整えることができます。
もちろん、取り外しができるので食事や歯磨きの時間を邪魔することがありません。床矯正と同様に、歯が生えるのに必要なスペースを作ることで根本から歯並びを改善していきます。
子どものうちから矯正治療を行うと、大人の治療とは違って歯がきれいに生えるスペースをしっかり確保できることができます。無理やり歯を動かすわけではないため、後戻りのリスクを最小限にすることができます。
大人の矯正治療の場合は、歯に力を加えて動かしていくため、矯正が終わった後に歯が元の位置に戻る後戻りを起こすことがあります。
骨がやわらかい子どものうちに顎を広げておけば、理想の歯並びを手に入れられるだけでなく将来にわたってきれいな歯でいられるのです。
子どもの矯正には、ほかにも喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎の改善、いびきや咀嚼機能の改善などの効果もあります。
当院では「MFT(口腔筋機能療法)」と呼ばれるトレーニングも行います。例えば、口呼吸やほおづえをつく癖があるお子さんの場合、その何気ない癖が歯並びを悪くしてしまう可能性が高いのです。
ここではその代表的な例をご紹介します。
呼吸には「鼻呼吸」と「口呼吸」があります。口呼吸を続けると舌の位置が下がり、下顎に力が加わります。そうすると、下顎が前に出る「受け口」になりやすくなってしまうため、これを防ぐために、鼻呼吸に切り替えるトレーニングを行います。
舌癖とは、何もしていない時に舌が歯に触れる、舌が出ているなどの癖が該当します。この癖が常態化すると、出っ歯などになるリスクがあるため、トレーニングで改善します、
ものを飲み込むときに舌が前歯の裏側や唇の前に突き出る癖のことを逆嚥下(ぎゃくえんげ)と言います。この癖も、口の周りに力が加わることになるため、歯並びが悪くなるリスクが高くなります。
矯正治療を行うためには、細部まで歯の状態を確認することが大切です。また、子どもでも楽しく通える環境を整える必要があります。
満足のいく治療効果を得られるようにするために、当院では治療精度を高めるための精密機器を採用しています。CTやセファロを導入しているので、お口から顎、そしてお顔とのバランスを確認しながら矯正治療を行うことが可能です。
CTは、歯の状態や歯の根の長さ、角度や位置を把握するのに使用します。セファロは、矯正治療用のレントゲンで、頭を基準に歯の傾きや配列などを評価する際に使用します。
当院には、キッズスペースを用意しています。歯科医院での治療に抵抗があるお子さんでも、リラックスしていただけるよう心掛けています。また、治療を頑張ったお子さんのために、おもちゃのプレゼントも用意しています。おもちゃが楽しみで治療に通っていただけるお子さんも多くいらっしゃいます。
何歳になったら矯正治療をするべきなのか、いつまでに始めたほうがよいのか悩んでいる保護者の方もいらっしゃるでしょう。
実は、矯正治療を始めるベストなタイミングは、顎や歯並びの状態によって変わります。
つまり、お子さんによって異なるのです。そのため、とくに「何歳までに矯正治療を始めるべき」という基準はありません。
ただし、矯正治療に関する相談は早めにするのがおすすめです。早いうちから子どもの歯の状態や顎の特徴を知っておくことで、矯正治療の準備を進めやすくなります。無理に矯正治療を進めることはありませんので、一緒に相談しながらお子さんの歯について考えていきましょう。
矯正治療は大人になってからでもできます。しかし、子どものうちから矯正治療を行っておくほうが有利です。
大人になってから矯正治療を行うと、永久歯を抜いて治療しなければならないケースが多々あります。しかし、子どものうちに矯正治療を行えば、顎を広げて歯が並ぶスペースを確保できるので歯を抜かなくて済む場合が多いのです。
思春期になると、自分の歯並びが周りからどう見られているのかを気にする子どもが増えます。しかし、子どものうちから矯正治療を行っておけば、多感な思春期の時期も自信をもって過ごすことができるでしょう。
歯並びが悪いと、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。歯ブラシをしても汚れが落ちずに残ってしまうためです。子どものうちから矯正治療を始めておけば、永久歯がきれいに生えてくるので虫歯や歯周病の予防につながります。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。