インビザライン矯正の治療期間は2年が目安…

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インビザライン矯正の治療期間は2年が目安? 長引く理由と保定期間の重要性

2025年7月29日

▼目次

1. インビザライン矯正の治療期間は本当に2年が目安?

2. インビザライン矯正が長引く理由とは

3. 矯正後に保定期間が必要な理由と注意点

4. 新潟市の歯医者 新潟I’S歯科・矯正歯科のインビザライン矯正治療

 
目立ちにくい矯正方法として選ばれることの多いインビザライン矯正。歯並びを整えたいと考える方にとって、「どのくらいの期間で終わるのか」は気になるポイントです。一般的に矯正期間は「2年程度」がひとつの目安とされていますが、実際には個人差が大きく、予定より長くかかることもあります。また、矯正が終わった後には「保定期間」という歯並びを定着させるための装置を使う段階が始まり、これを正しく理解していないと矯正の効果が後戻りしてしまうリスクもあるため注意が必要です。今回は、インビザラインの矯正期間が2年といわれる理由や、長引いてしまう主な要因、そして保定期間の重要性について解説します。

 

1. インビザライン矯正の治療期間は本当に2年が目安?

 
インビザライン矯正は透明なマウスピースを段階的に取り替えていくことで、少しずつ歯を理想の位置へと動かしていく矯正方法です。矯正期間は個々の歯並びや希望する仕上がりによって異なりますが、よく耳にする「2年」という目安には一定の根拠があります。
 

①軽度〜中度の歯並びの乱れで約1.5〜2年が一般的

 
前歯の軽いデコボコや、噛み合わせのわずかなズレであれば、1年〜1年半ほどで矯正が終わることもあります。しかし、奥歯の移動や全体的なバランス調整が必要な場合は、2年ほどかかることが多いです。

 

②計画通りに進めば2年以内の可能性も

 
マウスピースを1日20〜22時間、歯科医師の指示通りに装着し続けることで、矯正は予定通り進行しやすくなります。自己管理がしっかりしていれば、2年以内で矯正が終わるケースもあります。
 

③矯正開始前にシミュレーションが行われる

 
インビザラインでは、専用のソフトを使って歯の動きを3Dでシミュレーションします。ここで、必要なおおよその治療期間やマウスピースの枚数が提示され、事前に患者さんと共有されます。
 

④成長期の子どもは例外的に長期になることも

 
永久歯が完全に生えそろっていない子どもや成長途中の中高生の場合、骨格の成長に配慮した矯正治療を行うため、通常より長期間かかることがあります。
 

⑤精密な仕上がりを求める場合は再調整が入る場合も

 
矯正治療が後半になると「もう少しこの部分を整えたい」といった微調整が必要になることがあります。その場合は新たなマウスピースが作製されることになり、数か月ほど治療期間が延長されることもあります。

「2年」はあくまで平均的な目安であり、短く済む方もいれば、時間をかけて整える方もいます。正確な期間については、歯科医師に相談しましょう。

 
 

2. インビザライン矯正が長引く理由とは

 
当初の予定より矯正が長引くケースは決して珍しいことではありません。予定より矯正が延びる背景には、いくつかの共通した要因があります。
 

①マウスピースの装着時間が不十分

 
インビザラインは、1日20時間以上の装着が推奨されています。装着時間が足りないと、歯の動きが予定より遅れてしまい、次のマウスピースに移行できなくなります。これが最も多い遅延の原因です。
 

②マウスピースの交換タイミングがずれる

 
本来は7〜10日ごとに次のマウスピースへ交換しますが、装着時間が足りないと次の段階に進むのが遅れ、結果的に全体の矯正期間が伸びてしまうことがあります。
 

③矯正途中の追加マウスピース作製

 
歯の動きにズレが生じた場合、再スキャンを行い、矯正計画を見直して新たなマウスピースを作製します。これにより、1〜3か月ほどの延長が生じることがあります。
 

④マウスピースの紛失・破損

 
通学や外食などで外した際にマウスピースを紛失してしまったり、破損させたりしてしまうと、再製作のための時間が必要となります。また、再作成の期間中は、矯正治療が中断されてしまいます。
 

⑤歯の動きには個人差がある

 
同じような矯正計画でも、骨の硬さや歯の動きやすさには個人差があります。そのため、歯が計画通りに動かず、矯正治療を慎重に進めざるを得ないこともあります。
 

⑥歯科医師の診察を定期的に受けていない

 
自己管理型の矯正治療であるため、通院間隔が空きすぎると進捗の確認や必要な調整が遅れてしまい、矯正期間が延びる原因になります。

こうした要因は患者さん自身で防げるものも多くあります。矯正期間を短縮するには、自己管理をしっかり行い、歯科医師との定期的なコミュニケーションを欠かさないことが大切です。

 
 

3. 矯正後に保定期間が必要な理由と注意点

 
インビザラインによる歯列矯正は、マウスピースを使って歯を動かす矯正が完了した後も、まだ矯正が終わったわけではありません。矯正の成果をしっかり保つために、「保定期間(ほていきかん)」が必要です。これは動かした歯が、元の位置に戻らないように安定させる期間です。
 

①歯には「元の位置に戻ろうとする力」が働く

 
矯正で移動させた歯は、元の位置に戻ろうとする「後戻り」の力がかかります。歯の根やまわりの組織がまだ安定していないため、この期間にきちんと固定しておかないと、後戻りしてしまうこともあります。
 

②リテーナー(保定装置)の装着が必要

 
保定には「リテーナー」と呼ばれる専用の装置を使用します。形は大きく分けて、透明なマウスピース型と、歯の裏側にワイヤーを固定するタイプなど、形状はさまざまです。装着時間は矯正直後は1日20時間程度、その後は徐々に夜間のみの装着へと移行します。
 

③保定期間は1年半〜2年以上が目安

 
歯が安定するまでにかかる期間は人によって異なりますが、一般的に1年半〜2年以上の保定期間が必要とされます。特に抜歯を伴う矯正や、歯の移動量が大きく動かした場合は、後戻りのリスクが高く、長めの保定期間が設定される場合があります。
 

④リテーナーを使わないと再矯正が必要になる可能性

 
保定装置を装着しない期間が続くと、歯は少しずつ元の位置に戻ってしまうことがあります。日々の装着を怠ったことで歯並びが崩れ、数年後に再び矯正が必要になるケースもあります。
 

⑤生活習慣にも注意が必要

 
頬杖や片側だけで噛む癖、寝る姿勢など、日常の癖が歯並びに影響を与えることがあります。保定期間中は、こうした習慣にも注意し、歯並びが安定するようサポートしていきましょう。

インビザラインは見た目に配慮された矯正方法ですが、治療を成功させるには「保定」も含めたトータルでのケアが必要です。歯を動かすだけでなく、動かした後の状態をどう維持するかまでをしっかり理解し、矯正計画を立てましょう。
 
 

4.新潟市の歯医者 新潟I’S歯科・矯正歯科のインビザライン矯正治療

 
新潟市の歯医者 新潟I’S歯科・矯正歯科は、インビザライン矯正治療だけでなくむし歯や歯周病などの一般歯科の治療も同時に受けていただける総合歯科医院です。
 
矯正治療中にむし歯や歯周病などの口腔内のトラブルが生じた場合、インビザライン矯正治療を一旦止めなければならないこともあります。
しかし総合歯科医院である当院なら、むし歯や歯周病治療も対応が可能です。
 
また、インビザライン矯正治療では、次のようなお悩みにも対応しています。
 

①前歯だけの部分矯正

「前歯の捻れだけ矯正したい」「すきっ歯の部分だけ矯正したい」こうした患者さんにおすすめなのが、気になる所だけを治療する「部分矯正」です。
全体の歯並びを整えるケースと比べて、ほとんどの場合、治療期間が短く済むケースが多く、治療費も抑えられます。
 

②「後戻り」矯正

後戻りとは、矯正した歯が元の位置に戻ってしまうことです。実は、せっかく矯正治療を終えても歯並びが元に戻ることがあります。
保定装置(リテーナー)を正しく使用できていなかったり、舌で歯を押す癖があったりする場合、後戻りする可能性があります。
インビザライン矯正は、後戻りした歯を再びきれいに並べる治療にも有効です。後戻りが気になる方はご相談ください。
 
新潟I’S歯科・矯正歯科では、iTero(アイテロ)と呼ばれる精密機器を使って、インビザライン矯正による歯並びの変化を予測する無料シミュレーションを実施しています。
患者さんの歯型を基に、どのように歯並びが変わっていくのか3Dで確認できるため、治療後のイメージもしやすくなります。

 
▼インビザライン矯正の詳細はこちら

大人の矯正

まとめ

 
インビザラインの矯正期間は、一般的に2年がひとつの目安とされていますが、装着状況や歯の動き方によって前後することがあります。また、矯正後の歯並びを安定させるための保定期間も重要で、1年〜2年以上にわたるケースも珍しくありません。治療が長引く原因を理解し、自己管理と歯科医師の指導を守ることで、計画通りの矯正が実現できる可能性が期待されます。

新潟市周辺でインビザラインをご検討の方は、新潟I’S歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。

 

監修:新潟I’S歯科・矯正歯科
院長 守尾



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