
2025年1月30日
▼目次
受け口(反対咬合)は、審美的な問題だけでなく、噛む機能や発音にも影響を与えることがあります。
そこで、矯正治療の中でも目立ちにくい「インビザライン矯正」で、場合によっては受け口の改善が期待できることをご存知でしょうか?
今回は、受け口の特徴や原因、インビザライン矯正での治療が可能となるケースや難しいケース、注意点について詳しく解説します。
受け口(反対咬合)とは、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態を指します。
これは見た目の問題だけでなく、噛み合わせや発音、顎関節にも影響を与えることがあるため、放置せずに治療を検討することが大切です。
受け口の特徴と主な原因について、以下に解説します。
下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態です。
横から見た時に、口元が前に突き出して見えます。
食べ物が噛みにくく、発音が不明瞭になることがあります。
両親や家族に受け口の人がいる場合、その特徴が遺伝することがあります。
下顎が上顎より過度に成長することで、噛み合わせが反対になることがあります。
指しゃぶりや舌の癖、口呼吸が原因で歯並びや噛み合わせが崩れることもあります。
受け口は早めの対策が重要です。原因に応じた治療方法を選択することで、機能面・見た目ともに改善が期待できます。
インビザライン矯正は、透明なマウスピースを使用する矯正治療で、軽度から中等度の受け口に対応できる可能性があります。
以下にインビザライン矯正で受け口の治療が可能となるケースと難しいケースについて、詳しく解説します。
上の前歯が内側に倒れている、または下の前歯が外側に傾いている場合は、インビザライン矯正で治療が可能となる場合があります。
下の前歯が歯列から飛び出しているために受け口に見える場合も、インビザライン矯正で改善が見込める場合があります。
また、骨格性の受け口でも、上顎と下顎の骨格差が軽度~中度であれば、インビザライン矯正で治療できることがあります。
上顎と下顎の骨格に重度の問題がある受け口の場合、インビザライン矯正での改善が難しい場合があります。
この場合は、顎の骨格バランスを整える外科手術(外科的矯正治療)が必要になることがあります。
インビザライン矯正が適用可能かどうかは、受け口の原因や程度によって異なります。
歯科医師による診断を受け、適切な治療法を選択することが重要です。
インビザライン矯正による受け口の治療には、一般的なマウスピース矯正時と同様にいくつかの注意点があります。
治療の効果を最大限に得るために注意すべきポイントを以下に解説します。
インビザライン矯正は1日20時間程度の装着が必要です。装着時間が短いと治療効果が得られなくなる可能性があるため、食事や歯磨きが終了したらすぐに装着することが大切です。
インビザライン矯正中は、4〜6週間に1回の通院が必要です。
定期的に歯科医師の診察を受け、歯の動きを確認することが重要です。
歯磨きを怠るとむし歯や歯周病のリスクが高まります。
食後は必ず歯磨きを行い、マウスピースも清潔に保ちましょう。
インビザライン矯正での受け口の治療は、患者さん自身の協力が必要です。
正しい装着とケアを継続し、歯科医師と連携しながら進めることで、より良い治療結果に繋がることが期待できます。
新潟I’S歯科・矯正歯科は、インビザライン矯正治療だけでなくむし歯や歯周病などの一般歯科の治療も同時に受けていただける総合歯科医院です。
矯正治療中にむし歯や歯周病などの口腔内のトラブルが生じた場合、インビザライン矯正治療を一旦止めなければならないこともあります。
しかし総合歯科医院である当院なら、むし歯や歯周病治療も対応が可能です。
また、インビザライン矯正治療では、次のようなお悩みにも対応しています。
「前歯の捻れだけ矯正したい」「すきっ歯の部分だけ矯正したい」こうした患者さんにおすすめなのが、気になる所だけを治療する「部分矯正」です。
全体の歯並びを整えるケースと比べて、ほとんどの場合、治療期間が短く済むケースが多く、治療費も抑えられます。
後戻りとは、矯正した歯が元の位置に戻ってしまうことです。実は、せっかく矯正治療を終えても歯並びが元に戻ることがあります。
保定装置(リテーナー)を正しく使用できていなかったり、舌で歯を押す癖があったりする場合、後戻りする可能性があります。
インビザライン矯正は、後戻りした歯を再びきれいに並べる治療にも有効です。後戻りが気になる方はぜひ一度ご相談ください。
新潟I’S歯科・矯正歯科では、iTero(アイテロ)と呼ばれる精密機器を使って、インビザライン矯正による歯並びの変化を予測する無料シミュレーションを実施しています。
患者さんの歯型を基に、どのように歯並びが変わっていくのか3Dで確認できるため、治療後のイメージもしやすくなります。
新潟市で歯並びにお悩みの方、矯正治療を検討中の方は、新潟I’S歯科・矯正歯科へご相談ください。
受け口は、見た目の問題だけでなく、噛み合わせや顎の健康にも大きく関わるため、早めに治療をすることが重要です。
受け口の治療を検討している方は、インビザライン矯正での治療が可能かどうか、まずは歯科医師に相談しましょう。
新潟I’S歯科・矯正歯科では一人ひとりに合った治療計画をご提案します。
新潟市で受け口治療やインビザライン矯正についてお悩みの方は、新潟I’S歯科・矯正歯科までご相談ください。
監修:新潟I’S歯科・矯正歯科
院長 守尾
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。