
2025年6月4日
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透明で目立ちにくい矯正方法として注目されている「インビザライン」。ワイヤーを使わず、取り外し可能なマウスピースを使って歯を徐々に動かしていく治療法ですが、「マウスピースはどのくらいの頻度で交換するの?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。特に「1週間ごとに交換する」と言われても、なぜその頻度が推奨されているのか、どんな注意点があるのかは気になるところです。今回は、インビザライン矯正におけるマウスピースの交換頻度とその理由、治療をスムーズに進めるためのポイントについて整理します。
インビザラインでは、あらかじめコンピューター上で歯の動きをシミュレーションし、それに合わせた複数枚のマウスピースが作製されます。これらを一定の間隔で交換することで、歯を段階的に動かしていきます。基本的には「1~2週間ごと」の交換が推奨されており、具体的な交換頻度は歯科医師の指示により決まります。
1~2週間という交換ペースは、歯の安全な移動を促すために設定されています。早すぎる交換は計画通りの移動を妨げ、遅すぎると治療が長引く可能性があるため、歯の移動スピードに合わせた調整が必要です。
一定のペースでマウスピースを交換することで、全体の治療期間の見通しが立てやすくなります。1週間ごとに交換できる症例であれば比較的早く進行しますが、1.5〜2週間が必要な場合もあります。
マウスピースは毎日取り外して使用するため、素材が劣化しやすく、衛生面にも注意が必要です。適切なタイミングで新しいマウスピースに交換することで、常に一定の矯正力を保ち、衛生的な状態も維持できます。
交換が遅れると歯が予定通りに動かず、新しいマウスピースがはまらないことがあります。逆に早すぎる交換も、歯の移動が追いつかず適合しないことがあるため、「1~2週間」という幅での調整が一般的です。
すべての患者さんに同じ交換頻度が適しているわけではありません。歯の状態や年齢、治療内容により個別に異なるため、歯科医師の判断が必要です。
マウスピースの交換はシンプルに見えて、実は治療効果に大きな影響を与える工程です。以下のポイントを守ることが重要です。
最も大切なのは、歯科医師の指示に従って「1~2週間ごと」に交換することです。自己判断での変更は、治療の進行に悪影響を及ぼします。
1日20〜22時間以上の装着が求められます。食事や歯みがき以外の時間は、基本的に常に装着しておくことが必要です。
交換済みのマウスピースは念のため保管しておくと、破損や紛失時の対応に役立ちます。
新しいマウスピースがしっかりフィットしているかを確認し、浮きがある場合はチューイーで押し込むなどして安定させます。
次の交換日を忘れないようにアプリやカレンダーで管理することも、計画通りの治療には欠かせません。
「まだフィットしていない気がする」「早く交換したい」といった判断は控え、必ず歯科医師の指示を優先しましょう。
インビザライン治療では、毎日の行動が治療の進行に大きく影響します。予定通りに治療を進めるためには、装着習慣や生活リズムを整えることが重要です。以下のポイントを押さえて、インビザライン治療の精度を高めていきましょう。
マウスピースの装着時間は、1日20〜22時間が目安です。予定通りに進めるためには、この装着時間を確実に守る必要があります。
食事や歯磨きのタイミング以外は、できるだけマウスピースを外さないようにしましょう。うっかり外したまま長時間放置してしまうと、歯の移動が不十分になり、次のマウスピースが合わなくなるリスクがあります。
治療中は、2〜3ヶ月ごとの通院が必要です。歯科医師による進捗確認やマウスピースの調整を怠ると、治療の方向性がずれてしまう可能性があります。違和感やトラブルがあれば、すぐに相談することも大切です。
マウスピースが合わないと感じたときや、痛みが強い場合には無理に装着を続けず、歯科医師に相談しましょう。自己判断による装着や交換の調整は、逆に治療を遅らせる原因になりかねません。
インビザライン矯正は日々の積み重ねが治療の成果に影響する可能性があります。
新潟I’S歯科・矯正歯科は、インビザライン矯正治療だけでなくむし歯や歯周病などの一般歯科の治療も同時に受けていただける総合歯科医院です。
矯正治療中にむし歯や歯周病などの口腔内のトラブルが生じた場合、インビザライン矯正治療を一旦止めなければならないこともあります。
しかし総合歯科医院である当院なら、むし歯や歯周病治療も対応が可能です。
また、インビザライン矯正治療では、次のようなお悩みにも対応しています。
「前歯の捻れだけ矯正したい」「すきっ歯の部分だけ矯正したい」こうした患者さんにおすすめなのが、気になる所だけを治療する「部分矯正」です。
全体の歯並びを整えるケースと比べて、ほとんどの場合、治療期間が短く済むケースが多く、治療費も抑えられます。
後戻りとは、矯正した歯が元の位置に戻ってしまうことです。実は、せっかく矯正治療を終えても歯並びが元に戻ることがあります。
保定装置(リテーナー)を正しく使用できていなかったり、舌で歯を押す癖があったりする場合、後戻りする可能性があります。
インビザライン矯正は、後戻りした歯を再びきれいに並べる治療にも有効です。後戻りが気になる方はぜひ一度ご相談ください。
▼インビザライン矯正の詳細はこちら
インビザラインは、1週間ごとの交換を基本とした矯正治療であり、効率よく歯を動かすために工夫されています。日々の装着管理や定期的な通院、自己管理の徹底が、より治療をスムーズに進めるポイントです。また、マウスピースの取り扱いやトラブル時の対処法を事前に把握しておくことで、落ち着いて治療に臨めます。
新潟市でインビザライン矯正をご検討の方は、新潟I’S歯科・矯正歯科までお問い合わせください。
監修:新潟I’S歯科・矯正歯科
院長 守尾
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。