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インビザライン矯正で開口(オープンバイト)は治る?治療のメリットや期間

2025年6月3日

▼目次

1. インビザライン矯正で開口(オープンバイト)は治る?

2. インビザライン矯正で開口(オープンバイト)を治療するメリット・デメリット

3.インビザライン矯正による開口(オープンバイト)の治療期間

4. 新潟I’S歯科・矯正歯科のインビザライン矯正治療

 
開口(オープンバイト)は、上下の前歯が咬み合わず、常に口が開いているように見える噛み合わせの異常です。発音や食事に支障をきたすことがあり、日常生活にも影響を及ぼすことがあります。目立ちにくい矯正方法として注目されている「インビザライン」は、マウスピース型の矯正装置を使った治療法ですが、「本当に開口が治るのか」と不安に感じている方も少なくありません。
今回は、インビザラインによる開口の治療が可能かどうか、治療のメリット・デメリット、治療期間などを解説します。

 

1. インビザライン矯正で開口(オープンバイト)は治る?

 
インビザラインは、透明なマウスピースを使って歯並びや噛み合わせを整える治療法で、比較的軽度から中程度の開口に対応できるとされています。従来は、ワイヤー矯正が主流でしたが、技術の進歩により、これまでより幅広い症例への対応が検討されるケースも増えてきました。
 

<適応範囲>

 

①軽度〜中程度の開口に有効

 
マウスピースは患者さんの歯並びに合わせて作成され、段階的に歯を動かすことで噛み合わせを改善します。特に、舌の癖や口呼吸などが原因で起こる開口には改善が期待できます。
 

②重度の開口では適応が限られることも

 
顎の骨格そのものに原因がある重度の開口には、インビザラインのみでは対応が難しい場合があります。こうしたケースでは外科矯正やワイヤー矯正との併用が必要になることもあります。
 
 

<注意点>

 

①精密な治療計画が重要

 
歯科医師が3Dシミュレーションを用いて治療計画を立てることで、歯の動きを細かくコントロールできます。この技術により、開口のような難しい症例でも治療の精度が高まっています。
 

②習癖の改善も並行して行う必要あり

 
開口は舌癖や口呼吸などの習慣によって再発することがあります。そのため、マウスピース矯正と並行して、筋機能療法などの習癖の改善指導が行われることがあります。
 

③自己管理が治療成否に影響

 
インビザラインは患者さん自身でマウスピースを装着・管理する必要があるため、装着時間を守らないと効果が得られにくくなります。
 
 

2. インビザライン矯正で開口(オープンバイト)を治療するメリット・デメリット

 
開口(オープンバイト)は、前歯が咬み合わないため「食べ物が噛み切れない」「発音が不明瞭になる」など、見た目以外にも日常生活に支障をきたすことがある咬合です。インビザライン矯正はこうした開口に対して、いくつかのメリットとデメリットを持っています。
 

<メリット>

 

①食事や発音の改善が期待できる可能性あり

 
開口の改善によって、前歯で食べ物を噛み切ることができるようになり、会話中の「さ行」「た行」などの発音もしやすくなることがあります。マウスピースで徐々に前歯の咬み合わせを整えることで、これらの機能的な改善を目指します。
 

②舌癖改善と併用しやすい

 
開口は舌を前に突き出す癖(舌突出癖)と密接に関係しています。インビザライン治療と並行して口腔筋機能療法(MFT)を行いやすく、習癖のコントロールにも適しています。
 

③歯への負担を分散できる

 
インビザライン矯正は全体的に力をかけて歯を動かすため、特定の歯に過剰な力がかかりにくい特徴があります。開口のように歯の位置が上下にズレている場合でも、負担を抑えながら噛み合わせの改善を目指します。
 

<デメリット>

  

①骨格性の開口には限界がある

 
開口には「歯の位置」に原因があるものと「骨格」に原因があるものがあります。インビザライン矯正は歯の移動に特化しているため、骨格的なズレが強いケースには適応できないことがあります。こうした場合は、外科矯正やワイヤー矯正との併用が検討されます。
 

②後戻りしやすい

 
開口は治療後に後戻りが起こりやすいケースの一つです。特に、舌癖や口呼吸が残っている場合、せっかく整えた咬み合わせが再び崩れてしまうことがあります。治療後も保定装置の装着や習癖管理が欠かせません。
 

③途中で追加処置が必要になることもある

 
歯の動きが計画通りにいかない場合、アタッチメント(歯につける小さな突起)や顎間ゴムの使用など、補助的な処置が必要になることがあります。追加アライナーも治療の進行に応じて複数回必要になる場合があります。
 
 

3. インビザライン矯正による開口(オープンバイト)の治療期間

 
インビザラインで開口を治療する際、気になるのが「治療期間」です。症状の程度や歯の動き方、患者さんの協力度によっても大きく異なりますが、ある程度の目安はあります。

 

①治療期間の目安:1年半〜2年半程度

 
軽度〜中等度の開口であれば、平均的な治療期間は約18〜30ヶ月ほどです。これはマウスピース矯正全体の平均とも一致しており、他の症例と比べて極端に長いわけではありません。
 

②歯並びの原因で期間は変動

 
舌癖などの習癖が原因の軽度な開口は比較的短期間で改善されることもありますが、骨格に原因がある中〜重度の開口では、治療が長期化する可能性があります。場合によっては、ワイヤー矯正や外科処置との併用も検討されます。
 

③マウスピースの装着状況が影響

 
インビザラインの治療効果は、装着時間に大きく左右されます。1日20〜22時間の装着が推奨されており、それを守れない場合は治療期間が延びたり、計画通りに歯が動かないことがあります。
 

④追加マウスピースが必要になるケース

 
治療中に想定通りに歯が動かない場合や追加の微調整が必要な場合は「追加のマウスピース」が用いられます。これにより、より理想的な噛み合わせを目指すことが可能ですが、期間が延びることになります。
 

⑤保定期間も考える必要がある

 
矯正終了後、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぐために、保定装置(リテーナー)の装着が必要です。通常は数か月〜2年以上にわたって保定を行います。この期間も含めてトータルの治療期間を考える必要があります。

現状の噛み合わせや生活習慣によって治療計画は異なりますので、正確な期間を知るためには、事前の精密検査と歯科医師によるカウンセリングが不可欠です。

 
 

4. 新潟I’S歯科・矯正歯科のインビザライン矯正治療

 
新潟I’S歯科・矯正歯科は、インビザライン矯正治療だけでなくむし歯や歯周病などの一般歯科の治療も同時に受けていただける総合歯科医院です。
 
矯正治療中にむし歯や歯周病などの口腔内のトラブルが生じた場合、インビザライン矯正治療を一旦止めなければならないこともあります。
しかし総合歯科医院である当院なら、むし歯や歯周病治療も対応が可能です。
 
また、インビザライン矯正治療では、次のようなお悩みにも対応しています。
 

①前歯だけの部分矯正

「前歯の捻れだけ矯正したい」「すきっ歯の部分だけ矯正したい」こうした患者さんにおすすめなのが、気になる所だけを治療する「部分矯正」です。
全体の歯並びを整えるケースと比べて、ほとんどの場合、治療期間が短く済むケースが多く、治療費も抑えられます。
 

②「後戻り」矯正

後戻りとは、矯正した歯が元の位置に戻ってしまうことです。実は、せっかく矯正治療を終えても歯並びが元に戻ることがあります。
保定装置(リテーナー)を正しく使用できていなかったり、舌で歯を押す癖があったりする場合、後戻りする可能性があります。
インビザライン矯正は、後戻りした歯を再びきれいに並べる治療にも有効です。後戻りが気になる方はぜひ一度ご相談ください。
 
▼インビザライン矯正の詳細はこちら

大人の矯正

まとめ

 
開口(オープンバイト)は、見た目だけでなく、食事や発音といった日常動作にも影響する咬み合わせの問題です。インビザラインは、軽度から中等度の開口に対して有効な治療方法とされていますが、噛み合わせの状態や生活習慣によっては限界もあります。正しい診断と習癖の改善、マウスピースの適切な装着管理が治療成功のカギを握ります。

新潟市で開口(オープンバイト)のマウスピース矯正をご検討の方は、新潟I’S歯科・矯正歯科までお問い合わせください。

 

監修:新潟I’S歯科・矯正歯科
院長 守尾



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