
2025年3月27日
▼目次
インビザライン矯正は、透明なマウスピースを使用して歯並びを整える方法で、目立ちにくく取り外しも可能なため多くの方に選ばれています。しかし、矯正中に口内炎ができやすくなるという悩みを抱える方も少なくありません。
今回は、インビザライン矯正中に口内炎ができる原因とその予防法、さらに痛みを和らげる方法について詳しく解説します。
インビザライン矯正中に口内炎ができる原因はいくつか考えられます。以下に主な原因を解説します。
インビザラインのマウスピースは精密に作られていますが、歯並びの変化に伴い、最初のうちは口腔内に違和感があることがあります。その結果、以下のようなトラブルが起こることがあります。
・マウスピースの縁が歯茎や頬の内側に当たる
・フィット感が悪い場合、口の中で動いて摩擦が起こる
・新しいマウスピースに交換した際に適応するまでの間、粘膜が刺激を受ける
これにより、口内の粘膜が傷つきやすくなり、口内炎の原因となることがあります。
矯正中は、マウスピースの装着によって口腔内の環境が変化し、乾燥しやすくなることがあります。乾燥の原因は以下の通りです。
・水分補給が不足すると、口腔内が乾燥しやすくなる
・長時間マウスピースを装着することで唾液の流れが妨げられる
・口呼吸の習慣がある場合、さらに乾燥が進む
口腔内の乾燥が続くと、粘膜が刺激を受けやすくなり、口内炎のリスクが高まります。
口内炎を防ぐためには、事前に対策を講じることが大切です。
マウスピースの縁が当たって痛みを感じる場合は、以下のような専用のワックスや保湿アイテムを活用することで、口内炎の予防が期待できます。
矯正用のワックスをマウスピースの縁に塗ることで、摩擦を軽減できる場合があります。特に新しいマウスピースに交換したばかりのときに効果的です。
保湿ジェルやスプレーを使用すると、粘膜が保護され、口腔内の乾燥を防げる可能性が高まります。
特に、就寝前や長時間マウスピースを装着する際に使うと効果的です。
口内炎の予防には、以下のような適切な口腔ケアも重要です。
フッ素入りの歯磨き粉を使うことで、歯の再石灰化を促し、むし歯予防が期待できます。矯正治療中は特に、口腔内全体を清潔に保つことが重要です。
硬めの歯ブラシを使用すると、口腔内の粘膜を傷つける可能性があるため、注意が必要です。
唾液の分泌を促進し、口腔内の乾燥を防ぐことが重要です。
これらの対策を取り入れることで、口内炎のリスク軽減が期待できます。
インビザライン矯正中に口内炎ができると、マウスピースの装着が痛みを伴い、治癒が遅れることがあります。以下に、矯正治療を続けるために痛みを和らげる方法を解説します。
・矯正用ワックスを活用:マウスピースの縁が口内炎に当たる場合、矯正用ワックスを貼ると摩擦を軽減できることがある
・口内炎用パッチを使用:患部に貼ることで、マウスピースの刺激を直接受けにくくなる
・冷やす:氷や冷たい水を口に含むと、痛みを一時的に和らげられる場合がある
・市販薬を活用:口内炎用の軟膏を塗ると、炎症が抑えられ早期回復が期待できる
・うがいをする:アルコールフリーのうがい薬で口腔内を清潔にすることで、治癒の促進につながる
・装着時は慎重に:口内炎に強い圧がかからないよう、ゆっくり装着する
・就寝前に保護対策を行う:就寝中の刺激を防ぐため、ワックスやパッチを活用する
・ビタミンB群の摂取(卵、乳製品、緑黄色野菜など)
・睡眠を十分にとる
・ストレスを溜めない
適切な対策を取ることで、口内炎の痛みを軽減しながら矯正を続けられる可能性が高まります。
新潟市の歯医者 新潟I’S歯科・矯正歯科は、インビザライン矯正治療だけでなくむし歯や歯周病などの一般歯科の治療も同時に受けていただける総合歯科医院です。
矯正治療中にむし歯や歯周病などの口腔内のトラブルが生じた場合、インビザライン矯正治療を一旦止めなければならないこともあります。
しかし総合歯科医院である当院なら、むし歯や歯周病治療も対応が可能です。
また、インビザライン矯正治療では、次のようなお悩みにも対応しています。
「前歯の捻れだけ矯正したい」「すきっ歯の部分だけ矯正したい」こうした患者さんにおすすめなのが、気になる所だけを治療する「部分矯正」です。
全体の歯並びを整えるケースと比べて、ほとんどの場合、治療期間が短く済むケースが多く、治療費も抑えられます。
後戻りとは、矯正した歯が元の位置に戻ってしまうことです。実は、せっかく矯正治療を終えても歯並びが元に戻ることがあります。
保定装置(リテーナー)を正しく使用できていなかったり、舌で歯を押す癖があったりする場合、後戻りする可能性があります。
インビザライン矯正は、後戻りした歯を再びきれいに並べる治療にも有効です。後戻りが気になる方はご相談ください。
新潟I’S歯科・矯正歯科では、iTero(アイテロ)と呼ばれる精密機器を使って、インビザライン矯正による歯並びの変化を予測する無料シミュレーションを実施しています。
患者さんの歯型を基に、どのように歯並びが変わっていくのか3Dで確認できるため、治療後のイメージもしやすくなります。
インビザライン矯正中に口内炎ができる原因として、マウスピースの擦れや口腔内の乾燥が挙げられます。予防するためには、矯正用ワックスや保湿ジェルの活用、口腔ケアの徹底が有効です。万が一口内炎ができた場合は、市販薬や食事の工夫を取り入れ、痛みを和らげることが大切です。
新潟市で口内炎にお悩みの方や、インビザライン矯正を検討中の方は、新潟市の歯医者 新潟I’S歯科・矯正歯科へご相談ください。
監修:新潟I’S歯科・矯正歯科
院長 守尾
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。