2025年4月6日
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透明で目立ちにくい特徴から、多くの方が選ぶマウスピース矯正「インビザライン」。しかし、せっかく治療を終えたのに「歯並びが戻ってしまった…」「期待した仕上がりになっていない」といったお悩みを抱える方もいるようです。インビザラインは高精度なシミュレーションに基づいて治療が進められますが、場合によっては思い通りに進まないケースもあります。
今回は、インビザライン矯正でやり直しが必要となる代表的なケースやその原因、再治療の進め方について解説します。
インビザライン治療を終えたにも関わらず、再度の矯正が必要になることがあります。これは主に矯正装置の装着時間の不足など自己管理による問題が多いですが、以下に、インビザライン矯正のやり直しが検討される主な理由を解説します。
治療終了後に、想定した歯並びと実際の仕上がりに差があると、再調整を希望される方が出てきます。特に、前歯の見た目や噛み合わせの微調整を求める声が多く、再治療を検討するケースがあります。この場合、マウスピースの装着時間不足のケースは少なくありません。
歯の動きには個人差があります。マウスピースでの矯正は精密な計画に基づいて進めますが、実際の歯の移動が予測通りにいかないこともあります。この場合、部分的に歯並びがずれてしまい、やり直しが必要になることがあります。
矯正後にリテーナーを指示通り使わなかった場合、歯が元の位置に戻る「後戻り」が発生することがあります。この「後戻り」が原因で再治療になる方も少なくありません。
見た目の歯並びが整っていても、上下の歯の噛み合わせに不具合がある場合、再治療を提案されることがあります。噛み合わせのズレは、顎や歯の負担につながることがあるため、再治療が必要になる場合があります。
治療後の歯並びに違和感を覚えた場合は、我慢せず歯科医師に相談することが大切です。
インビザラインの再治療が必要になる背景には、患者さん自身の使用状況や歯の動き方、計画段階でのズレなど、複数の要因が考えられます。
以下に、インビザライン矯正でやり直しが必要になる主な原因を解説します。
インビザラインでは、1日20時間以上の装着が基本とされています。これが守られていないと、歯の移動が想定より遅れたり、予定通りに動かなかったりする原因になることがあります。
歯の動きやすさは人によって異なります。特に歯の根が太かったり、骨の密度が高かったりする場合、動きが遅くなる傾向があります。こうしたケースでは、途中で治療計画の見直しが必要となることがあります。
マウスピースによる矯正では、歯に取り付ける小さな突起物「アタッチメント」が正しく機能することが重要です。これが外れたまま気づかずに放置すると、歯が正確に動かなくなる可能性があります。
初期の診断・計画段階で、実際の歯の動きに合わない予測が立てられた場合、途中で治療のズレが生じることがあります。また、矯正中に抜歯などが発生した場合も、計画を再構築しなければならないことがあります。
通院間隔が空きすぎたり、症状の変化を伝えなかったりすることで治療のズレが放置される場合もあります。定期的な診察と、ちょっとした変化でも伝える姿勢が重要です。
このように、やり直しの原因は一つではなく、複数の要素が複雑に絡み合っています。マウスピースの適切な使用と、歯科医師との連携が再治療を防ぐカギになります。
インビザラインでやり直しが必要になった場合でも、適切な再治療を行うことで理想の歯並びに近づけることが期待できます。以下に、再治療の流れや対策、注意すべきポイントを詳しく解説します。
まず、歯科医師が現在の歯並びを再評価します。必要に応じて口腔内スキャンやレントゲン撮影を行い、どの部分に問題があるのかを特定します。歯が予定通りに動いていない箇所、後戻りが生じている箇所を明確にすることが重要です。
現在の歯並びに合わせて、改めて3Dスキャンを実施します。そのデータをもとに、新しい治療計画が作成されます。最終的な目標や再調整の範囲、期間などがここで決まります。
再治療でもアタッチメントを使用することが多く、必要に応じて新たに取り付けられます。これにより、マウスピースの力がより正確に歯に伝わるようになります。
再治療にかかる期間は個人差がありますが、一般的に数か月から1年未満で終わるケースが多いです。費用については、最初の治療費に含まれていることもあれば、別途費用がかかる場合もあります。クリニックごとの対応が異なるため、あらかじめ確認しておくことが大切です。
再治療後も、歯の位置を安定させるために保定装置を使用します。リテーナーの装着時間をしっかり守ることが、後戻り防止のカギとなります。
食事中のマウスピースの取り外し、洗浄不足、紛失なども治療の妨げになることがあります。再治療では、特にこれまでの習慣を見直すことが成功への近道です。
インビザラインの再治療は決して珍しいことではありません。正しいステップを踏めば、再び整った歯並びを目指すことができるでしょう。
新潟I’S歯科・矯正歯科は、インビザライン矯正治療だけでなくむし歯や歯周病などの一般歯科の治療も同時に受けていただける総合歯科医院です。
矯正治療中にむし歯や歯周病などの口腔内のトラブルが生じた場合、インビザライン矯正治療を一旦止めなければならないこともあります。
しかし総合歯科医院である当院なら、むし歯や歯周病治療も対応が可能です。
また、インビザライン矯正治療では、次のようなお悩みにも対応しています。
➀前歯だけの部分矯正
「前歯の捻れだけ矯正したい」「すきっ歯の部分だけ矯正したい」こうした患者さんにおすすめなのが、気になる所だけを治療する「部分矯正」です。
全体の歯並びを整えるケースと比べて、ほとんどの場合、治療期間が短く済むケースが多く、治療費も抑えられます。
➁「後戻り」矯正
後戻りとは、矯正した歯が元の位置に戻ってしまうことです。実は、せっかく矯正治療を終えても歯並びが元に戻ることがあります。
保定装置（リテーナー）を正しく使用できていなかったり、舌で歯を押す癖があったりする場合、後戻りする可能性があります。
インビザライン矯正は、後戻りした歯を再びきれいに並べる治療にも有効です。後戻りが気になる方はぜひ一度ご相談ください。
インビザラインは、目立ちにくい矯正方法として多くの方に選ばれていますが、やり直しや再治療が必要になるケースもあります。原因の多くは、装着時間の不足や歯の動きの個人差、リテーナーの使用不備などです。再治療では、再スキャンや治療計画の見直し、アタッチメントの再装着などが行われ、費用や期間も再度確認が必要となります。
新潟市でインビザライン矯正を検討中の方は、新潟市の歯医者 新潟I’S歯科・矯正歯科へご相談ください。
監修：新潟I’S歯科・矯正歯科
院長 守尾
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。